東三河支部設立準備会 増強講演会
7月19日
社員と共に育つ経営
明石 耕作氏 (株)豊梱
豊川・蒲郡と豊橋地区が集う
東三河支部設立を目指し地域の経営者に入会を促進する増強講演会を開催しました。当日は総勢65名、内ゲスト9名の参加で開催されました。今回は三河支部副支部長の明石氏に同友会での学びを自社に生かしてきた体験を報告いただきました。明石氏は同友会入会と同じ年に社長に就任します。「経営指針を作れ」とことあるごとに同友会で言われるのを受け経営理念を成文化し、新年の全社大会で発表を試みます。しかし社員の反応は弱く、指針はしばらく封印します。そのような時期に始めた、インターンシップの受け入れがひとつの転機となります。学生に理念を語ると伝わった感があり、また社員が自分の仕事を学生に説明することで改めて仕事の意味を問い直す様をみて、新しい人材が入ることの有効性を実感。翌年から共同求人活動にも参加します。
理念を伝える
ここから経営理念の浸透への取り組みが始まります。インターンシップや求人ブースなどで社長自らが理念を語る時に社員を同席させます。また「共育講座」に継続的に社員と参加し、他社の経営者や社員との交流を通じて、現状の課題や将来の夢を語り合い、社長の思いを伝えていきます。その後も毎年、指針発表会を行い少しづつ理念の浸透を実感できるようになってきました。さらに今年は創業50周年に向けた将来ビジョン検討会も立ち上げ、社員と共に育つ会社づくりに邁進したいと今後の豊富を語りました。
社員の声を聞く
グループ討論では、社長と社員の思いをどう一致させていくのかを討議しました。そして、指針を発表すると現状とのギャップをどうするのか、社員から様々な課題が出ました。そこで経営者は、社員の声に耳を傾け、解決に向けて一緒に取り組む姿勢が大切だとまとめられました。当日その場で2名の方が入会。例会終了後も役員、紹介者を通じてゲストを訪問し入会のお勧めを行っており、東三河での増強が本格的にスタートしました。