秋の合同企業説明会
11月7日
大学とも連携して〜3年生向けセミナーも同時開催
11月7日、名古屋・栄にて、秋の合同企業説明会が行われました。大手企業の採用増の影響で、中小企業にとっては求人難が続き、採用活動も長期化してきました。そこで共同求人委員会では、年間活動の締めくくりとして、秋にオプション企画を設け、合同企業説明会を実施しています。
昨年の1・5倍の学生が参加
10月に行われた学校との懇談会や、その後の学校訪問を通じて、学校側へ依頼をしたりメールやDMで学生に直接呼びかけをしました。その結果、参加企業は例年並みの23社に対し、学生は99人と、昨年の1・5倍の参加がありました。本年度は、来春卒業する4年生を対象とした合同企業説明会と平行して、現3年生を対象とした、「就活アドバイス講座」を同時開催しました。これは45分ずつ4コマの講座を設定し、それぞれ就職活動のアドバイスを行います。そして、様々な業界や職種研究ができる話しを会員経営者に語って頂くものです。こちらには、21名の学生が参加し、熱心に働く意味や企業活動について学んでいました。
名古屋経済大学(10/26)・日本福祉大学(11/8)
大学キャンパスで説明会
就職活動の変化に合わせる
採用活動が早期化・長期化する中で、1〜2回の合同企業説明会ではなかなか充分な採用ができなくなってきています。このような環境では、今後さらに、各大学との連携を強め、中小企業の魅力や同友会企業の実態を、学生に知らせていくことが重要になっています。そんななか、昨年、学内で合同企業説明会を行った、名古屋経済大学から今年も合説開催の話を頂きました。当日は、同大学のキャンパス(犬山市内久保)の図書館の閲覧室を会場に行われ、18社の参加でしたが、既に内定している学生が多く、学生の参加は35名でした。
動きの早い3年生
一方、これまでインターンシップの受入れなどで交流のある日本福祉大学でも、学内で合同企業説明会を開催したいとの提案を頂きました。その結果、11月8日に行うことができました。当日は同大学の美浜キャンパスで行われ、企業の参加は19社。そして、学生は82名の参加でした。特徴的だったのは、4年生より、企業研究という位置付けで参加をした3年生のほうが多数だったことです。採用活動の早期・長期化へ、環境変化に応じた対応が求められます。
オランダからインターンシップ生を受け入れ
タカハシテクニアで長期インターンシップを実施
出会いは憲章視察から
愛知同友会では中小企業憲章を学ぶオランダ、ベルギーの視察を2002年に行いました。その後、視察先の一つであるオランダ・ロッテルダムのビジネス単科大学からの要請で、3年生のインターンシップ生を沖縄・大分・大阪の会員企業で受け入れてきました。この大学は、アジア貿易に関わる人材を育成する職業訓練大学で、3年生ではアジア圏の企業の経営実態や商習慣などを学ぶ長期インターンシップ(4ヶ月)を行っています。そして、4年生では地元企業の経営改善提案を行うといった実践的な研修を行っています。
国際交流に応える
今回、愛知同友会でもタカハシテクニアが受入を了解し、現在1名のインターンシップ生が研修を行っています。タカハシテクニアでは、長期のインターンシップということで、様々な仕事を経験してもらい、その学習を通して改善点を提出してもらうことを目標設定しています。研修では、総務・業務・営業・製造の各部門をそれぞれ体験していきます。さらに社員が参加するリーダーシップ研修や、経営運営会議にも参加します。実務では、イギリスへの納期対応の連絡など実践的な経験を積んでもらっています。受入企業の高橋社長は、「長期でじっくり学んでもらう体制を整えることで企業側も学ぶことが多い。本人も優秀ですしね」と長期インターンシップに手ごたえを感じています。大学からは「同友会での受入は充実しており、学生も感謝している」と継続の要望もきているといいます。今後ますます、国際交流にも同友会が応えていくことが期待されています。