全国青年部代表者会議
6月24日
青年同友会が果たした役割
吉田令氏(有)よしだ建設
今年で5回目となる全国青年部代表者会議は、愛知の青同の発案で中同協が呼び掛けて実現した会議です。毎年、各地同友会青年部の代表者が参加して、活動の交流を行っていますが、5回目の今年は「愛知3000名達成に青同が果たした役割」というテーマで、愛知同友会に報告が回ってきました。以下、報告者の吉田氏の報告要旨を紹介します。
地区と同列の組織
愛知同友会青年同友会が各地同友会の青年部と大きく違う点は、地区同列組織だ、ということです。愛知同友会発足の8年後、1970年には青同の前身である青年部が32名でスタートし、翌71年には青年同友会に名称を変更しました。10周年の1979年には会員が100名を越え、地区同列組織として承認されています。その後、県全体の組織再編に合わせて青同の組織も何度か再編され、120名前後の会員数のまま、15年ほど横這い状態が続きました。飛躍の最初のきっかけは、各支部持ち回りで開催してきた県の総会を、95年に青年同友会で担当したことです。この年に青同メンバーの連帯感が高まり、会員数も200名を突破しました。
自分のための同友会
1999年には、青同5カ年ビジョン「未来」を採択。それまでの名古屋市を中心とした活動から、尾張・三河地域にも青同を組織して、県内の青年経営者が集まれる環境を整えました。その5年後には、「青同2010ビジョン」を発表。県内に10青同・1000名を組織する計画を打ち出しました。その中で、会員数を増やすことですが、私の所属する名古屋第2青年同友会では、入会すると、例会・グループ会・プロジェクトと、月3回の会合があります。1年それを続けると、地区内で本当に親しい仲間が生まれます。そして自分の知り合いにもこの仲間を紹介したいと思えるようになります。増強を進めるには、リーダーの魅力が大切だと思います。私が地区会長の年には、会合が15回を越える月もありましたが、「役」で出るのではなく、仲間と一緒の時間を過ごせることが楽しみになっていました。ぜひ、同友会のための同友会ではなく、自分のための同友会にしていただきたいと思います。