会員企業訪問記@
想いを具体化する実行力が魅力〜役員企業63社を訪問して
事務局伊藤沙弥香(08年4月入局)
昨年4月に入局し、名古屋Dブロックを担当し、63社の役員企業を訪問させていただきました。魅力的な経営者ばかりでしたが、印象に残った点を書かせて頂きます。よく大企業は動物に、中小企業は植物に例えられます。中小企業は地域に根を張り、雇用と文化を守る大切な役割があることを意味しています。そのなかで、ある会社では、「小さいメリット」を生かして地元に密着した経営戦略をとっています。そこでは、地元企業を元気にしたいという経営理念のもと、人と人の長い付き合いで信頼関係が増すと考えています。それが地元の社員を採用し、お客さんと一生のお付き合いをしていくという方針に結びついており、地元の情報を敏感にキャッチし、地域に根ざした営業展開をしています。今後の課題は、新卒採用を定期的に行い、年齢構成を均一にすることと、教育に力を入れて、自主的に行動ができる人を育成することだと語られます。訪問を通して、経営者には想いを具体化する実行力が重要だと気づきました。また多くの経営者が「中小企業は価格競争に適さない」と言われていたことが、印象的でした。価格ではなく、本当に良いものを社会に提供することで地域を豊かにしているのが中小企業だと思いました。