どうゆうき

▼米国のオバマ大統領は「グリーンジョブ」と称し、再生可能エネルギーへの投資による雇用創出を積極的に行っていく姿勢を示しています。地域で経営を続け、雇用を創造し、様々な製品やサービスを提供する私達の存在は、まさに地域環境・経済の担い手として重要な役割を持っています
▼当社の仕事は、廃棄物を処理して社員を養うことばかりでなく、どんな社会を目指し、どんな役割を果たすのか、地域が持つ資源をどう生かし善循環させていくのかにあります。地域で認められ、地域に自社の理念を発信することが、中小企業地域活性化条例の制定につながります。地域のためにまず自社が良い会社とならないといけません。そして地域資源を生かし、地域を支えるのは私達中小企業家であり、しっかりとした使命感を持たなくてはなりません
▼同友会の会員企業で食糧問題・障害者雇用に取り組む、地域のバイオマス資源の利活用や食のループづくりを始めました。地球環境の保全に果たす中小企業の役割を重視し、「中小企業の繁栄は国民生活の繁栄安定と一体」であることも、全国で取り組んでいる中小企業憲章制定運動も、「人類生存憲章」でもあり、その土台には、持続可能な社会を確かなものにしていく地球環境への取り組みがあります
▼同友会が理念的に目指していることは、「人間尊重の経営」「人類永遠の存続と繁栄」という人間が人間らしく生き・暮らし・働ける社会の実現です。「持続可能の社会」から「維持可能な未来」にしていくためにも、経済危機と環境危機の同時に解決していくことが望まれます。

副会長:平沼 辰雄