金融アセス委員会
2月16日
愛知県信用保証協会との懇談会を開催
3年目を迎えて
今年で3回目となる愛知県信用保証協会と同友会との懇談会が開催され、保証協会からは5名、同友会からは11名が参加しました。まずは、保証協会より「原材料価格高騰対応等緊急保証」、全国緊急保証制度の説明が行われ、相談件数が1日50件に増加していること、対応する職員の増員強化を図っていることなどの状況が紹介されました。愛知同友会より、「全国緊急保証制度」の利用状況に基づいて1月に行われた「金融アンケート」を報告。「中小企業金融三法」の改正や「金融検査マニュアル別冊」の改定および「セーフティーネット保証制度」などを「知らない」と答えた方が多く、「緊急保証」の保証枠拡大や指定業種の追加に付いても「知らない」と答えた方が約半数にのぼるなど、まだまだ経営者に十分に知られていないことなどが紹介されました。
提案・疑問の交流
懇談では“通常の保証とは別枠”の制度について、会社の業況、資金繰りの状況を見て融資額が決定され、その会社の貸付限度額一杯まで借りてしまっている場合は承認されないことなど、制度の詳細がよく知られていないことを紹介し、“別枠”の表現について勘違いをする会員もいるので、案内の表現方法を工夫などの要望を行いました。「申し込み時点でどのような資料を添付したらよいか」という質問に対しては、保証協会から「この企業が3カ月、半年間、どのように資金繰りをしていくかがわかるデータと、経営者自身で自社の財務資料の正しい説明ができることが必要」という回答がされました。今後、会員が正しく信用保証協会の情報を良く知り積極的に制度を利用するための学習会を開催、保証協会からの講師派遣も要請しています。これからも、会内で「金融学習会」を数多く開催し、管理会計の導入などを広めていきたいと思います。