金融アセスだより
アセス委員会で学ぶ
私は創業して間もない頃、地元の信用金庫に融資を申込み、断られた経験があります。当然断る理由は何かを聞きましたが、返答はありませんでした。この頃は金融に関する知識がなかったため、教えてもらえないのは仕方がないものとあきらめてしまいました。金融機関の事がわからず疑問ばかりが先立ち、何をどうしたら良いか。誰に聞けば良いかわかりませんでした。そんな時、同友会の仲間が金融アセス委員会を紹介してくれました。金融アセス委員会がどんな所かもわからず、不安を抱きながらも何度か足を運びました。参加を重ねるうちに、この委員会は金融に関しての情報の共有や発信をする場所だとわかってきました。
融資ができない本当の理由とは
昨年末、また借り入れが必要となり、近くの第2地銀に申込みました。以前から付き合いがあり、前向きに検討するという事で金融機関が求める様々な資料を提出しました。しかしやはり納得のいく回答を得られないまま申込みを断られました。現在、金融アセス委員会では、私達経営者が直接信用保証協会へ足を運ぶことを推進しています。私も金融アセス委員として学び始めています。融資を断られた理由を確認するため、愛知県信用保証協会に行き、理由を聞いてみたところ、原因となっている直接の理由がわかりました。
信用保証協会へ行こう
信用保証協会に直接足を運ぶ事も、話を聞く事も初めてでしたが、金融アセス委員会での学びを実践した結果、我が社が抱える金融の問題が明確になったのです。最近では、別の第2地銀が頻繁に会社へ足を運んでくれるようになりました。今はまだ課題がありますが、これらの課題を解決していきます。アセス委員会で情報を収集し、本当に必要な時、必要な資金が借りられるために何が必要になるのか。そのことを経営者として学び続け、前進し自社の信用を高めていきたいと思います。
(有)あかり・松波洋光