共同求人委員会
合同企業説明会に4日間で1400名が来場

雨天でも800名を超える学生が来場

1日平均30名の学生と面談

愛知同友会の共同求人委員会では、来年3月に大学・短大・専門学校を卒業する学生を対象に、合同企業説明会を開催しました。

長引く不況で大企業が採用を控える傾向にある中、積極的に人材採用を考える企業40社がブースを出展。学生と面談を行いました。

各2日間の開催日がすべて雨天だったにもかかわらず、3月は約600名、5月には800名を超える学生が来場し、会場は朝から混雑しました。

出展した企業は、1日平均で30名を超える学生と面談しました。企業の採用担当者は、大企業が内定を出す前に中小企業への就職を考える学生に対し、「有望な印象、積極的、熱意を感じる」などと高く評価しています。

「地元企業の情報を」

昨年の学生の内定率は、就職氷河期を下回る80%台にまで落ち込んでおり、今年は大学の動きも迅速でした。

愛知大学と名古屋経済大学では今年初めて学内セミナーに招かれ、いずれも100名を超える学生を対象に「中小企業の魅力と中小企業で働くこと」というテーマで1時間の講義を担当しました。

また、愛知学院大学の学内企業展では3年連続で相談ブースを担当。訪れた学生からは「地元の企業で働きたいので情報が欲しい」の声も聞かれ、中小企業の採用情報がまだまだ不足していることも実感しました。

長引く不況の影響で、売り上げや利益が落ち込む中、人材確保は二の次の課題に位置付けられやすいのが現状ですが、近い将来、少子化による若年労働人口の減少が始まり、人材確保が困難になることは明らかです。早いうちに新卒を採用できる社内体制を整え、大学とのパイプを作って、継続的・計画的な人材確保ができるようにしていかなくてはなりません。