労務労働委員会(8月21日)
人間尊重経営塾で「労使見解」を深める

本音で語り合い自分の「答え」探す

労務労働委員会主催で人間尊重経営塾が行われました。「なんのために経営するのか」というテーマで、会歴、年齢、会社の規模などを全て取り除いて、お互い1人の経営者として本音で語り合いました。

この人間尊重経営塾は「答え」を誰かから教わるのではなく、じっくりと討論をする中で、自ら考え気付く場とすることを主旨としています。

そして、もう1つ大切にしていることは、参加者の苦悩に共感するということです。共感なき助言は単なる意見の押しつけとなりかねないので、同じ経営者仲間として自分に置き換えて討論を行います。

今回は参加者12名を2つのグループに分け、一人ひとりが語れる時間を多く取りました。参加者それぞれが事前に用意した企業変革支援プログラムの診断結果と課題シートを持ちより、『労使見解』の視点で徹底討論を行いました。

悩みを打ち明けられる場づくりを

他社の状況を聞くことで、自社にある共通の課題や悩みを客観的に見ることができ、またグループ討論を通して「なんのために経営しているのか」という自分自身の生き方、経営者としての姿勢を深く考える機会となりました。

また、今期から新たに支部から推薦されたメンバーも加わり、新鮮な意見も飛び交う中で、さらにいつもとは異なった切り口でも「労使見解」を深めることができました。

討論後、参加者からは「普段の例会などでも『本音で語ろう』と言っているが、時間も限られているのが現状で、結局上辺だけの議論で終わってしまうことが多いと感じる。本当に悩んでいることを、本音で真剣に話し合えるのが同友会であって欲しいし、ひとりぼっちで悩んでいる経営者が悩みを打ち明けられる場づくりをしていかなければいけない」と感想が述べあわれました。