役員研修大学 第2講座(6月16日)
同友会理念を実践
加藤 明彦氏 エイベックス(株)

同友会の学びの徹底
第12期役員研修大学第2講座が開講され、愛知同友会代表理事の加藤氏より「3つの同友会理念と実践」のテーマで報告いただきました。
まず加藤氏は、自社の経営理念を同友会で学んだことと照らし合わせ、同友会の学びは「徹底的にパクる」という姿勢で自社経営に生かしていったと語りました。
同友会運動と企業経営の不離一体活動を続けた加藤氏は、「同友会らしさ」を強みとして社員が自主性を発揮できる風土づくりを行います。自社の存在意義を問い直し、他社との差別化を図ってきました。この「同友会らしさ」とは労使見解に基づき経営実践をすること、つまり人間尊重の経営を指します。
人が最大の資産
加藤氏は人間尊重の経営を実践するうえで、経営姿勢の確立こそ社員との信頼関係を築く出発点とし、「経営の責任は経営者にあり、社員にはない」という、経営者としての覚悟を持ちました。
加藤氏は経営の目的として「会社=人生、人づくり」を掲げ、一人ひとりの成長が会社発展の原動力であり、経営者の責任と考えています。その根底にあるのは、「人が最大の資源であり資産である」との考え方だと結びました。