金融委員会〜東海財務局・理財部長を招いて(8月26日)
企業と金融機関のコミュニケーションづくり

金融機関のトップから聞く話と現場の話とのギャップに驚く東海財務局の鈴木部長(中央)

鵜呑みにせず自ら判断を

金融委員会では、金融問題に関する経営体質の強化・円滑な資金調達が行える支援として、金融制度の正しい理解と活用を会内に啓蒙すべく活動に励んでいます。特に一昨年からは、金融機関との日常的なコミュニケーションづくりの一助となるよう、毎月テーマを掲げて金融機関の担当者や支店長にヒアリング活動をしています。

 

去る5月、東海財務局で開催された地域密着型金融に関する説明会に長谷川睦金融委員長が招かれました。そこで知り合った鈴木正俊理財部長に、中小企業経営者や金融機関の生の声を知ってもらおうと、8月委員会にお招きしました。

鈴木部長は金融機関の経営トップから聴く話と現場の話とのギャップに愕然としたといいます。「財務局は、貸出と預金の両面から金融機関を監督・検査する立場にあります。お客様のニーズに即した問題解決のアドバイスや支援、『知恵の出し合い』でサポートするよう指導しているので、地域金融機関や政策に関する要望があれば、ぜひ【金融ほっとライン(東海)電話:052−951−9620】まで」と結びました。

 

また、中京大学の由里宗之教授からは、金融機関へのヒアリング活動について「金融機関側の回答を鵜呑みにせず、質問内容に該当するかどうかをきちんと判断する意識が必要」との具体的な助言も頂きました。