三河金属部会−ベトナム視察(10月12〜16日)
活力みなぎる国へ

研修生との絆から
三河金属部会の10月度は毎年、課外視察として活動しています。今年は10月12〜16日に、部会員でベトナムに進出している石川精工(株)の協力を得て、工場などを7名で視察しました。訪問した先は、南に位置するホーチミン、北に位置するハノイの2地域で、10社近くを視察しました。
石川精工はベトナム人研修生制度を利用し、3年の研修を終えて帰国した研修生との絆をもとに、ベトナムのホーチミンへ進出しました。ホーチミンは産業の街で、気候は年間を通じて温暖で25〜40度、国政の街ハノイでは15〜30度だそうです。
人と人との繋がり
視察で訪れた街はどこも賑やかで人々の瞳にはエネルギーがみなぎり、労働者が熱心に仕事に向かう様子は一昔前の日本を想起させます。油まみれになって仕事に励んでいる姿は、ものづくり大国としての自信を失いかけている私達にボディーブローのように効いてきた感じがありました。
しかし、日本にしかできないところも多々あります。MADE IN JAPANを消してはいけないという思いもあり、葛藤に駆られます。
視察を通じ、どの国であっても「人と人との繋がり」、従業員との信頼関係があってこそ企業が成り立つことを改めて学びました。視察の行程で会員間でも近況報告など、様々な話ができ、互いを知り結束が深まって、有意義な時間を共有できたと思います。
矢田金属工業(株) 田内 雅彦