労務労働委員会−人間尊重経営塾(12月17日)
社長の襟を正す

経営姿勢の確立

人間尊重経営塾は、経営者と社員とのあるべき関係を学び、経営者の経営姿勢をどのように確立していくか、自社の現状を確認する機会となっています。参加者一人ひとりが自社の課題や悩み、そして「何のために経営するのか」という部分を時間をかけて議論しました。これは目的が明確になれば、戦略の方向性が具体的に見えてくるからです。

経営者は多くの悩みを抱えています。そのような自分をごまかさずに、全てをさらけ出すことで見えてくる本質的な課題。そこに正面から向き合うことを大切にしているため、時には厳しい質問を投げかけられたり、「なぜ」と深く追及される場面もありました。

問題を掘り下げる

しかし、報告を聞く側も、自分に置き換えながら自身に問いかけているからこそ真剣な話し合いの場になるのです。特に、厳しい経営環境に置かれているので、悩みを共有し安心してしまうことがありますが、そのレベルで終わらないのが同友会の会合の特長と言えます。

参加者からも、自分の課題や悩みはもちろん、「自分だったら」と考えることで見えてくる新たな気付きがあると感想が聞かれました。

中小企業は小さな需要を仕事に変え、ビジネスアイデアの苗床と言われています。その優位性を発揮するために、経営者と社員が主体的に行動し、共に育ちあう関係作りが急務といえます。