どうゆうき

▼愛知同友会の前身である名古屋中小企業家同友会は1962年7月9日に会員34名で創立しました。当時の運動の柱は(1)会員の多面的な要望に応えよう、(2)経営者の姿勢を正し、企業活動を発展させ赤字企業をなくそう、(3)中小企業の当然の要求を声を大にして訴えよう、(4)会員を増やし同友会を大きくしようでした。この精神を諸先輩方が引き継がれ、今日に至ります

 

▼愛知同友会は、地区組織の編成、同友会3つの目的の提案、経営理念の明確化、共同求人・社員教育、21世紀型企業づくり、金融アセスメント法案の署名活動、そして中小企業憲章のEU視察など、時代に先駆けた活動を行ってきました。また地区から始まった組織から支部が誕生し、現在では10支部53地区となりました

 

▼昨年は東日本大震災で日本経済は大きな打撃を受け、電力の供給問題、自動車産業の土日操業、為替相場の上げ止まりなど、中小企業にとって厳しい環境が強いられました。そんな中でも愛知同友会は2011年度純増99名で、3200名近い会員となりました。同友会で学び会社を良くしたいという経営者の思いの高まりを感じます

 

▼中小企業憲章が閣議決定されて2年目となる今年こそ、地域活性化条例の各市町村での制定運動を進めます。私たちは会員5000名をめざし組織づくりを進め、同友会理念を地域に広げていきます。企業経営においては国内外のシェアを見据えた新市場・新しい仕事づくりを実現し、「同友会らしい」黒字経営を継続し、企業発展を目指していきたいと思います。

 

会長 杉浦 三代枝