政策要望委員会/情勢学習会(4月27日)
中部地域八ヶ岳構想

正木 朗氏
中部経済産業局・地域経済部次長

 

八ヶ岳構想

「中部地域八ヶ岳構造創出戦略」をテーマに、中部経済産業局より、正木朗氏(地域経済部次長)を講師に招いた情勢学習会が、開催されました。

当日、正木次長からは「中部地域八ヶ岳構造創出戦略」のポイントや用意されている施策メニューの紹介など、幅広い講演が行なわれ、参加者にとって今後の経営に生きる情報提供と問題提起を頂くものになりました。

正木 朗氏

自社の立ち位置を確認

なかでも、「中部地域に存在する高度なものづくり基盤技術の集積を行政経営のベースとして、急激な社会構造、産業構造の変化に対応すべく当地域オリジナルの成長戦略を展開する」ことを基本的な認識に置き、以下の5点を柱に置いています。

 

(1)航空機関連ビジネス

(2)次世代自動車関連ビジネス

(3)グリーン・アンド・クリーン・ビジネス

(4)新ヘルスケア産業

(5)次世代住宅関連産業などという複数の中軸産業を擁する中部経済へと移行

 

これらの視点は、今後の中小企業の仕事づくりもさることながら、大きく変化する情勢のなかで、自社の立ち位置を再確認する上で重要な問題提起となりました。

産業構造の変化を分析

講演に引き続いて行われた業種別のグループ討論では、現在の業況や業界の動向、各社の経営課題とそれへの対応など活発な論議が行われ、同じ業界だからこその深い討論が行われました。

産業構造の変化が世界規模で起こるなか、中小企業家としてその動向を冷静に見ることの重要性が高まっています。そして、自社の経営理念を社員とともに熱い心で追求し続けることが時代から求められているといえます。

 

◎中部地域八ヶ岳構造創出戦略は以下をご参照下さい。(中部経済産業局のホームページ)
http://www.chubu.meti.go.jp/jisedai/cykss.html