東三河支部〜経営者の集い(7月20日)
同友会らしい黒字企業とは
〜創立50周年記念支部例会
稲葉 隆志氏 稲葉製綱(株)

東三河支部では、愛知同友会創立50周年記念支部例会の第1弾として愛知同友会の年間テーマである「同友会らしい黒字企業」を目指そうと、豊川・蒲郡地区の稲葉隆志氏に報告をお願いしました。
当日は会外の7名を含む総勢76名が参加しました。
経営理念を成文化
合繊ロープを製造する稲葉製綱は、蒲郡市内でも有数の歴史を持つ老舗企業ですが、稲葉氏が後継者として入社してみると、社員の平均年齢も高く、先々代が1人で取り仕切るワンマン企業でした。若返りを図ろうと若い人材を採用しますが、なかなか定着しない日々が続きました。そんな中で、知人に勧められて藁にもすがる思いで同友会に入会し、仲間の経営者と学ぶうちに経営理念の重要性に気付き、成文化に取り組みます。
理念への共感が鍵
何度も作り直した経営理念は、今では自社の存在意義そのものを表すものになっています。理念に共感した人材を採用し、幹部社員と一緒に理念を実現するための共育を社内で実践することで、企業の目指す方向性も少しずつ見えてきた、と稲葉氏は言います。
報告を聞いた後、「あなたはどんな会社にしたいですか」とのテーマでグループ討論。人材の採用や育成においても理念が重要であることを参加者全員で確認しました。