西三河支部−地区役員研修会(9月17日)
「答え」ではなく「課題」を持ち帰る

〜実践体験を語る

同友会らしい地区活動について地区間の交流から学び合う

自主的でこそ役立つ

西三河支部主催の地区役員研修会が、同友会の歴史と理念を学び直す機会とし、同友会らしい地区活動について、地区間の交流から学び合うことを目的に、53名で開催されました。

伊藤信夫氏(伊藤技研)は、自身が地区移動を経験し、2つの異なる地区を体験したことを語り、地区会長を受け、活性化した地区づくりをどのようにしてきたのか問題提起しました。

さらに、役員に対しては、率先した企業実践を通して、同友会運動の語り部となって欲しいと期待が語られました。また、同友会はただ入会しているだけでは何も得られず、自ら取りに行ってこそ、役立つことを強調しました。

自問自答と追体験

支部長の馬場愼一郎氏(データライン)は、先人の膨大な体験の蓄積からにじみ出るように築かれてきた同友会理念を学ぶことは、会員自身の気づきと自問自答と追体験によってのみ共有できること。そのため、同友会は何をする所か、自分は何のために入会したのかを問い続け、現象である各社の経営体験の表面部分(ノウハウ)を学ぶのではなく、その根底にある本質を掴みとり、自社に生かすことが大切だと語りました。

また、役員が自ら率先して同友会理念を各社で実践すること。その上で自身の体験を語り、同友会理念と企業理念の連関を考え、そして振り返ることが提起されました。

参加者からは、「同友会は『答え』を持ち帰るのではなく『課題』を持ち帰る場所」「自分では気づけなかった課題や問題に気づく視点を大切にしたい」などの感想が寄せられました。