「希望創造」の時代 人が輝く企業づくりを
〜経営者の覚悟と実践

第3回人を生かす経営 全国交流会 in 愛知(11月15〜16日)

 

2日目の植田健男教授(名古屋大学)の記念講演(63グループに分かれ討論)

企業づくりの要は人

「『希望創造』の時代、人が輝く企業づくりを〜経営者の覚悟と実践」のテーマのもと、第3回人を生かす経営全国交流会が名古屋市で開催され、44同友会より1308名が参加しました。

本交流会は、中同協の経営労働・社員教育・共同求人・障害者問題の4委員会合同企画として隔年で開催されています。同友会における企業づくりの中心的課題である人の採用と教育、および経営指針の確立と実践という課題を、「労使見解」に示される考え方を軸に有機的に結びつけることなどを目的に行われました。

1日目は、紀村英俊中部経済産業局長、大村秀章愛知県知事の来賓挨拶に続いて、宮﨑由至・中同協人を生かす経営推進協議会代表(中同協副会長)が問題提起。自社の実践を交えながら時代認識を持つことの必要性、自社の強みを明確にし、他社や行政などと連携していくことの重要性などを提起しました。

来賓の紀村英俊中部経済産業局長(上)と大村秀章愛知県知事

人の問題を深める

引き続き14のテーマに分かれて分科会が行われ、「人を生かす経営」をめざしての各社の企業づくりや同友会運動のあり方などについて熱心に論議が交わされました。

2日目は名古屋大学大学院教育発達科学研究科の植田健男教授が「生きること・働くこと・学ぶこと〜教育とは何か」のテーマで記念講演。さまざまなひずみの中で、人間らしく生きることが難しくなっている現代の若者の状況を解き明かしながら、生きること、働くこと、学ぶことをつなげていくことの大切さなどを強調、多くの共感を呼びました。

4委員長からの行動提起に続き、「共に『人を生かす』時代をつくっていくこと」などをよびかけたアピールを満場の拍手で確認しました。