第13期役員研修大学−第7講(11月19日)
経営と同友会は車の両輪

加藤 昌之氏  (株)加藤設計

加藤 昌之氏

本質は変わらない

愛知同友会50年の歩みは、常に会員が自助努力によって企業体質の強化と経営環境の改善を一体的に図ってきた歴史です。その中でも第一次石油危機直後に提唱した「低成長期不安定時代の経営方針(案)・10項目」では、既に先見性のある経営実践の重要性が確認され、現在も尚、経営の本質は変わらないことが分かります。

これら同友会が取り組んできたことは、全て企業経営に置き換えることができます。企業発展のためにはこの視点を持ち、実践を通じて企業変革を行うことが大切だと、加藤昌之氏はいいます。

先行き不透明なこの時代、経営者は自らの力で地域を変革する覚悟が求められています。地域の人を支え、共に生きていくためには、同友会で役を受けて企業家精神とリーダーシップを磨き、地域に対して自社の存在意義やビジョンを発信する情報創造が必要になります。

道なき野にみちを拓く

役員研修大学は、地域のリーダーを育成するため、高い理論と実践力を高めることを目的に開催されています。同友会は「道なき野にみちを拓く」といわれ、新しい道「人間が人間として尊重される社会」を拓くために今、同友会理念の経営実践が企業家に期待されています。