中部経済新聞―新春座談会
大村愛知県知事と地域社会を考える

〜2003年新年よりスタートし11年目を迎えて

左から和田、杉浦、大村、加藤各氏

条例制定を受けて

報道部の主催で新春座談会が開催されました。これは2003年から毎年恒例となっているもので、中部経済新聞の新春号に掲載されています。今年は大村秀章愛知県知事をお迎えし、杉浦三代枝会長、加藤昌之副代表理事、和田勝副代表理事と条例をテーマに今後の展望を語って頂きました。

昨年10月に愛知県中小企業振興基本条例が施行されました。それを受けて大村知事より、この条例制定の経過と特徴が紹介されました。

この条例を協議する懇話会の委員でもあった杉浦氏は、同友会会員も協力した訪問ヒアリングやアンケートによって経営者の意見が取り入れられ、意義深い内容となったことを振り返りました。

人間尊重の経営をめざす

会内で政策担当の和田氏は、中小企業の声を聞く場を作ること。そして、金融機関や諸団体に条例を広報し、それを実践するための手助けを県に要望しました。

名古屋市の中小企業振興基本条例の検討委員の加藤氏は、3月の施行を目指し、県や諸団体と連携して、市民の意見など併せて検討している進捗などを説明しました。

最後に杉浦氏から抱負が語られました。同友会が会勢を伸ばしているのは、社会に必要とされる人間尊重の経営を目指し、地域と共に歩む理念に、多くの経営者が共感しているからだと説明。

地域の雇用を守り発展させ、持続可能な社会にするためにも、県内のすべての市町村に同友会の地区ができるような活動に取り組んでいきたいとまとめました。