報道部(3月1日)
NHK報道部との懇談会 〜今、中小企業の現場では

「今、中小企業の現場では」と情報交換を行う

4年目を迎えた懇談会

報道部主催でNHK名古屋放送局の報道部関係者との4年目の懇談会が開催されました。同友会側からは加藤代表理事や加藤副代表理事をはじめ8名が、NHK側からは清水報道部長、二口報道副部長、デスクの栗原氏が参加しました。

冒頭は、加藤副代表理事より、愛知同友会の50年史の説明がされました。それは単なる歴史の羅列ではなく、その時代に生きた中小企業の足跡が記録されており、さまざまな分野の方の学びになると紹介しました。

また愛知同友会は、経営環境が厳しくなるほど会勢が伸びる傾向があること。中小企業振興基本条例により地域の活性化をはかる今後の展望が述べられました。

日本の物づくりの強みを分析

情報交換では、「国内に残り厳しい環境の中で技術を磨けば競争力がつく」(製造業)、「バブル的な仕事量だが消費税のアップ後に落ち込むので設備投資でない」(建設業)、「アベノミクス効果は中小企業には関係ない」(サービス)など現場の状況が紹介されました。

マスコミへの提案としては、「日本の物づくりの強みを人を焦点に調べ、人材力の課題を分析する」、「学生の理論と企業の経験を結び新たな可能性を探る」、「行政施策として資金支援よりも人材バンクの必要性をテーマにできないか」など、海外に依存することなく、国内需要を喚起するため、人材育成のテーマでの問題提起がされました。

中小企業の現場のことなら同友会へ

今後は外需以外にも、国内の内需を創造していく必要があります。そのためには、小さな仕事をつくり地域の雇用を守る中小企業が力を発揮する必要があります。持続可能な社会には何が必要か。そうした現場の声をこれからもマスコミの皆さんに発信していきます。