中部地域大学グループ中間成果報告会(2月8日)
インターンシップを通じた人材育成の成果

産業界からのコメンテーターとして発言する加藤理事

6大学の成果と課題

文部科学省「産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」の中部地域大学グループの中間報告会が開催され、産業界からのコメンテーターとして加藤輝美産学連携担当理事が参加しました。

当日は中部地域6大学によるインターンシップの取り組み報告が行われ、その後、代表として愛知大学短期大学部、名城大学、名古屋産業大学より、その成果と課題が報告されました。また、インターンシップを含めたキャリア形成支援教育の先進事例として京都産業大学の取り組み報告がなされました。

生きる力を育むインターンシップ

事例報告では、就業体験を始め、学生と企業の協働作業型のインターンシップ、関連科目との連携などアクティブラーニング(能動的学習)の実施により、産業界が期待する社会人基礎力(前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力)を養うを主旨の取り組みを紹介しました。

こうしたカリキュラムを通じて、学生に何が変わり、何ができたか自分の特性を明らかにしていくこと。そして、何を伸ばしていくかを定め、職務や知識の技量だけでなく人間力を育む根本的な問いかけを行うことなど、科目の目的や到達点の報告がありました。

加藤理事からは、同友会のインターンシップは「社会に出る意味」「働くことの意義」を学生自らの体験によって確信できる場となるよう取り組んでいることが紹介されました。

また、各大学からの報告を受け、学ぶこと、働くこと、生きることが繋がっていないと指摘。学生がどう生きていくのか、生きる力を育む取り組みとなるよう、更なる発展への期待を述べました。