第1回名古屋学(7月29日)
名古屋市総合計画2018を学ぶ

馬渕 幸男氏  名古屋市総務局企画部企画課長

名古屋市の総合計画の説明を受ける

地域を知る学習会

名古屋市内の5つの支部では、一昨年制定された名古屋市中小企業振興基本条例を経営に生かすため地域を知ろうと、昨年度から「名古屋学」を開催しています。

今年度最初の名古屋学は、名古屋市から総務局企画部企画課長の馬渕幸男氏を招き、「名古屋市総合計画2018」の学習会を開催し、会員44名が参加しました。

今回は計画の最終案の概要を報告いただきました。重点課題は、(1)人口減少、(2)南海トラフ大地震、(3)リニア中央新幹線開業の3点への対応を中心に、4つの都市像と8つの課題が説明されました。

経済縮小を防ぐ

その後、グループ討論で総合計画への意見や要望をまとめました。特に人口減少問題は、労働人口や消費人口の減少による経済の縮小を危惧する声が多く出されました。それらはまた、子育て世帯への支援拡充と共に、女性の社会進出の支援を求める意見とも重なりました。

その他に、「名古屋独自の食文化や歴史を発信し、市民が誇りを持てる都市にし、観光都市としても発展してほしい」、「地域スポーツの振興や伝統行事の支援を通して地域でのつながりを深め、地域資源の有効活用や災害時の支援にも生かしたい」などの意見もありました。

馬渕課長は私たちの意見を受けて、「経営者の皆さんが、自社の課題にとらわれずにさまざまな課題に目を向けていただけていることに感謝します」と述べ、将来の名古屋市を一緒につくっていきたいと同友会への期待を語りました。