人を生かす経営学習会(9月30日)
同友会らしい黒字企業とは

青木 雅生氏  三重大学准教授
吉田 幸隆氏  エバー(株)

青木氏と吉田氏

支援プログラムの活用

今回は企業変革支援プログラムに関して、三重大学准教授の青木雅生氏による外部の視点からの報告と、労務労働委員長の吉田幸隆氏による社員と取り組む企業づくりの報告が行われました。

青木氏は、経営指針の実践調査から、経営理念をどう社員と共有しているかをまとめました。企業変革支援プログラムの意義は、到達度を測り、認識や意識のズレを明確にすること。社員と分析するためには、社員との信頼関係が欠かせないと述べました。

吉田氏からは、「指針の実効性はあるか。自己満足を社員に押し付けていないか」との鋭い指摘がありました。吉田氏は学習会や研修会など社員と意識的に話す場を設け、想いを共有しています。またプログラムを活用し、社員個人の目標と会社のビジョンを関連させ、主体的に動けるようにしています。小さな成功体験の積み重ねや、社員が現状に満足することなく、更に向上できる環境づくりに力を入れ、自主性を重んじる会社を目指しています。