障害者問題委員会(10月26日)
安心感を地域に広げ 〜バリアフリー交流会

仕事の説明をする社員たち(右2人)

140名が参加

障害のある人たちと触れ合い理解を深めようと開催された第4回バリアフリー交流会、今年は140名が集いました。

最初に、TIY社員のS君が紹介されました。彼は養護学校を卒業後、他の会員企業に入社しましたが仕事があわず、TIYに転職し、今では一番の仕事量をこなしています。先日、出身校に仕事を教えに行き、それがまた誇りとなり、胸を張って参加者に一礼しました。こうして毎年、彼らの成長に出会えることも楽しみの1つです。

インターンシップ(職場体験)では、障害を持つ社員たちが日頃の仕事を参加者に教えます。教えることで、新しい可能性を拓かせていく様子に、社長、社員、家族も「驚かされる」と嬉しそうです。

参加者は細かな組立部品に目を見張りながら次々と作業を体験し、自然にお互いの理解が深まりました。

「共に生きる」を実感

その後は、会員が手料理を屋台で振る舞い、ライブでは参加者からも「歌いたい」と手が挙がり、汗だくの即興ギターに、会場のみんなが応援する温かな一幕もありました。

交流会には学校・行政・金融機関などさまざまな関わりの人が参加する中、「中小企業が地域に生きることの意味を実感した」との声もありました。当日呼びかけた不公正課税強化反対署名は108筆が集まり、中小企業への理解を広げました。

今年初めての、人を生かす経営学習会に位置づいた交流会は、生きていくことに必要な「働く」「食べる」「学ぶ」こと、そして「楽しむ」ことに満たされた1日となりました。