
かるがも(名古屋城のお堀で)
6月のある日散歩中に見かけ、カメラを手にしました。手前は春先に生まれたヒナです。身体は親鳥と同じ大きさまで成長していました。
撮影:飛田 潔氏 有限会社ライフ・エーディ(北地区会員)
拓こう21世紀!日本再生をわれわれが
中同協創立30周年記念
第31回定時総会開かれる
愛知同友会から74名が参加中同協創立30周年を記念した第31回定時総会が、7月8日〜9日、東京の椿山荘を会場に開催され、全国44同友会より1900名が、愛知同友会からは74名が参加しました。総会では20の分科会が設けられ、第9分科会「地域の頼れる学校としての中小企業〜職場実習とインターンシップの受け入れ」では、愛知の加藤明彦氏(エイベックス(株)・共同求人委員長)がパネリストとなり、昨年から開始した大学生の研修受け入れの取組みや、受入企業の変化について報告を行いました。
30周年ならでは
この総会では、会歴30年以上の会員が招待され、全国で30年会員の約半数を占める愛知同友会からは、7名の方が参加しました。全体会やパーティ会場のいたるところで、懐かしい顔合わせに旧交をあたためあう場面が見られました。また当日、「中同協30年史」が発行され、編纂委員の大林弘道氏(神奈川大学教授)からは、「居間と寝室に1冊ずつ置いていただき、ぜひ友人や家族と語り合って欲しい」との紹介がされました。
再生のシナリオはわれわれがつくる
2日目は特別企画「日本経済再生のシナリオはわれわれがつくる」とし、前半は経済評論家の内橋克人氏が「事業、生活、地域の基盤が同心円にある中小企業が共生の拠点になり、生きる・働く・暮らすの統合を」と中小企業の役割について強調。後半は、豊橋創造大学の黒瀬直宏教授のコーディネートで、(株)文化堂・後藤せき子社長、北海道国際航空(株)・浜田輝男副社長、(株)サヤカ・猿渡盛之社長が自社の課題や政策について討論しました。東京同友会からは、「再生のシナリオ案」も出され、最後に議案と総会宣言を採択し、2日間を締めくくりました。
どうゆうき
▼近頃、愛知同友会の新聞記事が以前より増えていることにお気付きですか。一昨年末の「貸し渋り実態調査」や昨年末の「特別信用保証調査」の結果を発表して以来、他団体や官公庁、各政党、そして国会討論の資料にまで利用され、ひいては愛知同友会への注目が集まる結果となっています。その後、会員企業への取材記事や佐々木会長へのインタビューが紙面に出てきますし、会の活動がテレビでも放映されています。毎月の「同友Aichi」8面の「報道部だより」では取り上げられた紙誌を紹介していますが、昨年1年で100件を越えています▼会の活動や運動が時代の先取りし、評価され注目される一方、私達の月々の地区例会、支部や委員会といった日常的な活動は、今までと比べ、何か変わってきているのでしょうか。時代の流れの中でマスコミのほしがっている事柄が取り上げられているにすぎないのではないでしょうか。注目され、見られているという緊張感も心地よいものですが、これをきっかけとして「経済人団体」としての同友会へ、さらに飛躍しようではありませんか▼見られる緊張感から、自社や自分を律して、「良い会社づくり」や「良い経営者」への基礎となる勉強会(例会)を盛り上げ、学んだことを実践し、お互いを励ましあえる団体、それが同友会ではないでしょうか▼愛知同友会のホームページ「Ainet」の月間ヒット数がこの6月、3万件を越え、アクセスしてくる中には大学や官公庁も多く見うけられるようになりました。より格調高い会づくりをともにつくり上げていきましょう。
報道部長 舟越信三