中小企業だからこそ見えた仕事の役割、自分の役割
「勉強と就職活動に興味が湧いて来た」
99愛知同友会インターンシップ(8月30日〜9月10日)

初日と最終日は全員で集合研修



中小企業の良さを再認識した感が
インターンシップで私が学んだこと

大企業ではなく中小企業が作っているなんて
村上かおりさん・名城大学大学院
東海EC(株)にて(自動制御装置製造)



自動車関連産業の末広がり構造を実感
藤島香さん・金城学院大学
カネコ産業(株)にて(プラスチック部品製造)




抵抗から一番の興味へ楽しかった製造ラインの仕事
鈴木雅彦さん・日本福祉大学
豊栄工業(株)にて(包装機械設計製作)





どうゆうき


▼今年もインターンシップが無事終りました。同友会として2回目ともなれば、かなり要領よく運営することができたのではないかと思います。わずか2週間ですが、企業側も、学生側もこの日程が現在のところ限度ではないかと思います。昨年以上に就職戦線はきびしく、それなりに学生も目的・目標をもって臨んでいたように感じられました。ただ、この制度も日本ではまだ緒についたばかりで、とても欧米とは比べものになりません。半年、一年とプロ意識をもって研修している欧米の学生達と世界のきびしいマーケットで戦ってゆくには、あまりにも心もとないような気がします▼ところで、やっと日本でも通産省や文部省内で日本経済に活力を呼び戻すため、子供たちに起業家精神を持ってもらおうと、小・中学校に取り入れる構想が急浮上しております。リスクに挑む鋭い経営感覚を身につけた人材を育成するには、少年教育から改革しなければという発想です。小学生向けにはゲーム感覚で経済の基礎を学び、中学生向けでは投資や企業経営の実務過程を新設したり。また高校・大学向けには、ベンチャー企業の経営者を教師として派遣したり、学生の企業内研修の制度も検討しているともいいます▼若いうちに経済の現実を肌で知る機会を与え、行政への依存体質や大企業志向をなくし、独立精神の豊富な人材を育てようというのが狙いです。日本の教育もやっと画一的な基礎教育だけではなく、自立的な個性教育をやらねばと、気が付始めたようです。そうした改革こそ本物の経済大国に蘇るのではないかと思います。
副会長 竹内郁雄