活動報告

女性経営者の会『愛彩』(1月25日)

輝く女性の生き方

村井 由香氏  (株)キャピタルコーポレーション(広島同友会)

男性会員8名を含む40名が参加した1月例会

女性経営者の会『愛彩』では、「輝く女性の生き方」をテーマに活動しています。1月は、広島同友会からキャピタルコーポレーション代表取締役の村井由香氏をお招きして例会を開催しました。

社員の人生を背負う

村井氏は、父の闘病をきっかけに「名前だけ」社長になり、その父が亡くなった後も名前だけのつもりで社長業を続けてきました。

ある日、店舗兼事務所が火事に見舞われました。現場で「責任者は誰か」と尋ねられた時、皆が自分を見ていることで、初めて「私が責任者なんだ」と気づきます。そして、翌日から休まず現場の片づけをしている社員を見て、「1年後にこの店を再開する」と社員の前で誓ったといいます。

社長になる前は専業主婦だった村井氏は、同友会に入会します。最初は「友達がたくさんできたらいいな」くらいに思っていた村井氏は、同友会で自身の経営を厳しく見つめ直すきっかけをもらいます。それは、経営理念の作成です。その指針に基づいて社員と向き合い、会社を経営してきました。

ここで生きていく

昨年7月の広島豪雨のあと、誰も来ない店を開け続けるなか、久々に来店されたお客様から「このお店に灯りが点いていることで勇気づけられた」と言葉をかけられたそうです。その時に、「この地域で生きていく」ことを決意します。

一番の財産は社員であり、その社員を育てることは「自分を育てること」という村井氏の言葉から、改めて経営者の「覚悟」を学びました。