活動報告

共同求人委員会「魅力ある職場づくり」(8月6日)

愛知労働局「AICHI WISH」学習会

あいワークの施設で説明を受ける参加者

働き方改革を進める企業への総合窓口

名古屋中公共職業安定所・あいワークにて第7回共同求人参加企業会議を開催しました。

仕事を求める若者や母親、外国人など、対象ごとに分散していたハローワーク名古屋中と愛知労働局の機能を集約し、全てワンストップで利用できる新拠点(通称「あい★彡ワーク」)が、今年2月から稼動しました。そこでは、働き方改革を推進する企業に対する「人材確保特別サービス」のための支援窓口として「AICHI WISHセンター」が設けられ、より身近な場所として注目されています。会内でもAICHI WISH認定企業が増え始めています。また認知度も高まっており、会員企業にもこの認定取得を促す必要性があるといえます。

今回は、名古屋中公共職業安定所・所長の里中秀文氏より挨拶があり、次長の飯田真由美氏からAICHI WISHの説明がありました。次に、庁舎の見学を行った後、会員で3ツ星を取得したエバー・代表取締役の吉田幸隆氏による実践報告が行われました。

自社事例を語る吉田氏

女性の活躍を推進

金属プレス加工業を営むエバーの吉田氏は、現場で働く女性の技術職を雇用することをきっかけに、県が認証する「あいち女性輝きカンパニー」を取得します。そこで男性中心の職場の雰囲気が、女性の視点を入れることによってより良く変わっていくことを目の当たりにしてきました。

また社員が当事者として関わることで、新卒採用だけでなく、既存の社員に対しても結婚・出産・子育てや介護などの人生のターニングポイントに差し掛かった時に、「エバーで働くこと」を諦める選択をしなくてもよい社風に変化しています。

ここ数年では、「わかりやすい経営」を合言葉に、所定休日の増加、残業時間の短縮、定年延長、健康経営優良法人認証の取り組みを進めながら、誰もが働きやすい職場づくりに力を入れています。

少子高齢化が進み、人材確保が難しくなっている中でも、会社の方向性や将来ありたい姿を描く経営指針書の作成だけでなく、職場環境や待遇の改善を両立させ、魅力ある企業をつくっていくことが必要不可欠だと、自身の体験をもとに語りました。

※AICHI WISH

Working Style Innovation」(働き方改革)to(から)「Securing Human Resources」(人材確保へ)の頭文字からネーミングしたもので、愛知労働局が昨年6月1日から独自に実施している特別プログラム。企業の実情に応じた「働き方改革」を進めることにより「魅力ある職場づくり」を実現し、職場環境や待遇の改善などから人材の確保にも繋がるよう、その後押しをするための取り組み。

取り組み度合いに応じて星1つから5つまでが付与され、星の数がハローワークの求人票に表示される。