活動報告

第20期役員研修大学 第6講座「一人の経営者、人間として」(10月21日)

かけがえのない人生を豊かに

石塚 智子氏  (有)ソフィア企画

「時間の使い方は命の使い方」

第20期役員研修大学・第6講座、石塚智子氏の報告を紹介します。

人生を共にする

自社はガス会社に特化した販売促進支援を行っています。独立当初より女性の雇用を守ることを念頭に置いて経営をしてきました。

社員一人ひとり、かけがえのない人生を生きています。私は、自社の理念に共感して入社した社員の多様性を最大限に生かすことが、経営者の仕事だと考えています。そのためにも「こんなことを言ったら馬鹿にされないか」という不安を払拭し、プライベートも含めて本来の自分をさらけ出せる心理的安全性を社内に醸成することが重要です。

労使見解は、社員をもっとも信頼できるパートナーと考え、「共に育ち合う教育」を重視していますが、私は、経営者も社員も1人の人間として尊重し合うことが大切だと考えます。そのためには感謝や見返りを期待せず、お互いの唯一性を尊重し、どんな時でも本人の選択を見守ることができる「対等な関係」が必要です。労使双方の他者への心遣い、共感、理解力を醸成することで、共に育つ土壌となるのです。

自社では、仕事に加え人生の目標も共有します。そうすることで、忙しい時にもお互い様と思って仕事の分担や協力ができ、生産性も向上しました。また、就業規則の見直し、短時間労働や育児介護休業、ワークシェアリングを可能にする仕事の細分化等も行っています。ライフステージに合わせて働き続けられる風土と仕組みが、社員の力を発揮させることに繋がっています。

人を生かす覚悟

同友会が推進する「人を生かす経営」は、「活かす」ではなく「生かす」と表します。これには、経営者が命を懸けて社員を生かすという意味が込められていると思います。

入会時、数年でできると思っていた「人を生かす経営」ですが、考え実践すればするほど深いものであり、27年目の今もまだ十分にできているとは言えません。「共に育つ」には学ぶ姿勢、豊かな人間性、信頼関係が社風となっていることが基本です。

まずは自分が日々、自己革新に挑戦すること。1人の経営者として、人間として、学び、人生を悔いなく生き、誇りを持って働くことを大切にしたいと思います。