活動報告

記者との情報交換会(7月1日)

景況調査と夏季賞与調査を中心に

毎年4回開催し24回目となる情報交換会

24回目の開催

通算24回目となる記者との情報交換会が開催され、新聞社4紙から5名、愛知同友会からは宇佐見孝副代表理事ら5名の合計10名で行われました。今回は5月末の景況調査と夏の賞与調査について報告しました。

景況調査では鮮明化する景気後退の兆候を示す結果となりました。業況判断では、製造業の悪化が顕著で借入金利では上昇傾向が見られました。米中貿易摩擦に端を発した変化が愛知県下の中小企業の経営にも影響を拡大している様子が報告されました。賞与調査でも製造業を中心に支給も慎重な判断をしている企業が多いことや、人手不足と社員の定着のために限られた原資のなかで支給をしているなど、調査結果から見えてきた中小企業の現場の声を報告しました。

真摯に伝える

賞与は利益を還元するものではありますが、それを生活のあてにしている社員がいるのも事実です。そういった状況を踏まえて、きちんと出したいという気持ちもある一方で、社会保険料の企業側の負担が重くのしかかっている現実もあります。また、10月に予定されている消費増税では、これまでのような駆け込み需要があまり見込まれておらず、その後の買い控えで売り上げの落ち込みを懸念する声など、意見交換会では経営者の胸の内を伝えました。

今後も、中小企業家の弛まぬ努力を真摯に伝えていく場として、定期的に開催していきます。