活動報告

どうゆうき

▼なぜ、同友会は会員増強活動を行うのでしょうか。中小企業は国民生活や地域と密接に結びついており、地域社会や文化を支え、豊かな国、地域づくりの柱となります。昨今は人手不足や働き方改革、経済の一極集中の進行で地域消滅の恐れがあるなど、経営環境は厳しさを増すばかりです。そうした時代だからこそ腹を割って話せる経営者の仲間を増やし、同友会理念を学んで実践して企業を発展させることが、地域の発展と社員が安心して暮らせる社会へと繋がるのです

▼中同協は今年50周年を迎え、5万名会員を目指しています。全国2位の会員数を擁する愛知同友会は、全国の増強を牽引する役割が期待されています。5000名体制へ向けて改めて増強活動に注力する必要がありますが、5000名はあくまで通過点です。経営者はどんな環境にあろうとも学びを続け、会社を発展させなければなりません。同友会での学びを実践した経験を例会やグループ会で報告し、それを聞いた会員が新たな学びを得て自社で生かす。そのサイクルで魅力的な企業が生まれ、新たな仲間が同友会で学びたいと思い、入会に繋がるのです

▼愛知同友会は2001年から18年連続増勢で、会員数は4200名を超えるまでになりました。今一度、日々の活動が同友会3つの目的である「良い会社」「良い経営者」「良い経営環境」に繋がっているかを考えてみたいと思います。また、行政や他団体からの期待も高まるなかで、地域に根差して共に歩み、すべての人が豊かになる社会を目指して増強活動に取り組みましょう。

会員増強推進本部長  小川 康則