活動報告

愛知県との意見交換会「より良い愛知を目指して」(8月28日)

中小企業を取り巻く課題で意見交換

19回目を迎えた意見交換会 ~あいさつする佐々木中小企業部長

4つのテーマで討論

2001年より毎年開催している愛知県との意見交換会が今年も開催され、県からは佐々木靖志中小企業部長をはじめ各担当部署より16名、同友会からは加藤会長、佐藤代表理事、内輪専務理事、人を生かす経営推進部門・経営環境改善部門の各理事、事務局からの計14名が出席しました。

当日は、県ならびに同友会それぞれより、4つの話題提供が行われました。

まず同友会からは、自社での実践模様と中小企業全般が直面する課題を踏まえつつ、(1)「構造変化の中での自動車部品メーカーの取り組み」を吉田副代表理事と山田理事から、(2)「採用難下における雇用の状況」を城所副代表理事、浅井順一理事がそれぞれ報告。中小企業の経営努力の実情と、直面している困難が伝えられました。

現状と課題を共有

続いて県からは、(1)「『あいち産業労働ビジョン2016ー2020』の現状と今後」を土井健輔課長補佐(産業政策課)、(2)「スタートアップ推進事業」について藪下裕晃課長補佐よりそれぞれ話題提供いただき、現状についての共有が行われました。

また、本年4月に行われた愛知県庁内の組織変更に伴い、「中小企業部」が創設されたなかで、意見交換では、それぞれのテーマについて、激変する社会経済環境のなかで、県内産業や中小企業の振興をどのように進めていくのかについて、行政、中小企業家の立場から活発な質疑、意見交流が行われました。

恒例となった意見交換会終了後の交流会には、県より8名、同友会より11名が出席。意見交換会だけでは交流しきれない話題に花が咲くなど、双方の認識をすり合わせつつ、より良い愛知県に向けて課題の共有がされるとともに、それぞれの立場で今後も力を尽くしていくこと、引き続き良好な関係のもとで協力していくことを改めて確認し、今年度の意見交換会が締めくくられました。