活動報告

ダイヤモンド部会「同友会での私の履歴書」(8月27日)

村上 秀樹氏  村上電気工業(株)

これまでの会活動を振り返る村上氏

叱られて学ぶ

報告者の村上秀樹氏は、1977年26歳で入会。当時は、勉強が目的という理由で会合に名刺は持っていかない風土がありました。一度遅刻して会議室に入った時、「帰れ」「遅刻は時間通り集まっていた経営者の時間を無駄にする」と言われ、背筋が伸びたといいます。15分の遅刻も大きな損失と学び、それ以来、10分前には着席するようになりました。

入会10年目での第2青同(現・名古屋第2青同)会長から、青同連協議長、理事、副代表理事を歴任、現在は愛知同友会協同組合代表理事を務めています。

情報で社会を変える

特に力を入れて取り組んだのは、Ainet立ち上げ、景況調査、金融アセスメント法制定運動の推進など、「よい経営環境をつくろう」を目指したものです。

景況調査を始めたのは、自分たち経営者の持つ情報・考え方を発信することが経営者団体としての責務であるという考えがあったからです。

金融アセス運動は、バブル崩壊後の金融機関による貸し渋り・貸し剥がしの状況を調べ、改善を訴えることから始まりました。そして愛知では学習会を通して問題の本質を考え、13万名の署名活動に繋げました。法制化には至らぬも、リレーションシップバンキングや金融検査マニュアル別冊に成果が現れました。この時、社会へ声を上げて伝える必要性を感じたことが、中小企業憲章制定運動の第一歩になったといいます。

最後に、これまでの同友会活動を振り返り、役を受ける中で人脈を広げ、教えを頂いて体験することができたと話し、締めくくりました。