新緑の乗鞍

5月に入ると、緑がいっせいに芽吹き本格的な春の訪れを感じます。
新緑に燃える白樺林の向こうには雄大な乗鞍岳がそびえていました。


撮影と文:金江宏幸氏エーシーネットワーク(株)(名古屋第1青同会員)





どうゆうき


▼今のマスメディアはひどい。警察発表を鵜呑みにし、裏付け調査もせず犯人をデッチ挙げる。少々古い話だが、松本サリン事件で河野義行氏を犯人扱いしたのはその典型である。自宅にあったという農薬でサリンなどできないことは、少々調べればわかることだ。先日の和歌山カレー事件もしかりだ。逮捕されたというだけで、ある週刊誌は『毒婦』と名指しした

▼テレビのワイドショーなどは連日犯人決め付け報道をタレ流した。それを見た国民は犯人と確信する。マスメディアに犯人を決めつける権限はない。まさに「報道による人権侵害のテロ行為」といえるだろう。本来は裁判で犯罪者が確定する。それまではあくまで「容疑者」であり、「一人間」である。それが民主主義だと思う。今の日本は、マスメディアが犯人を決めつける

▼マスメディアの本来の目的はなんなのか。「権力は腐敗する」「長期権力は絶対に腐敗する」と言われるが、その真実は別として、マスメディアは第4権力として常に権力側を批判しつづける姿勢こそ、真のジャーナリズムであろうし、民主主義を保障することになろう。それが我が国の戦前からの教訓であろうに・・・。現在すべてのマスメディアが情報産業化し、売上至上主義によって、ジャーナリズム精神などは崩壊した。これではわが国の将来はない。あきらめるべきだ

▼内容は違うが、同友会が常に新鮮であるためにも批判意見を大事にしたいと思う。また役員は常に謙虚でありたいと思う。ただし批判とは文句をいうことではない。建設的であり、提案型であるべきだろう。

副代表理事津田豊造