「市場創造」に向けた中部大学との産学懇談会(12月6日)
産学連携がスタート(中部大学にて)
●会員50名が参加研究者20名と交流
企業の研究開発を促進するため中部大学では「TLO(技術移転機構)推進室」を設置しています。今回大学と連携を密にし、新しい事業の確立に向けて、初めての産学交流が12月6日行われました。当日は愛知同友会より50名が、大学より20名が参加しました。中部大学の渡辺誠工学部長より施設紹介がされ、大学が産学連携に取り組む意義などが以下のように語られました。「大学というと敷居が高い」という企業側の大学へのイメージに対して、「実際に経営の現場で起こっていることの悩みをどんどん持ち込んでいただきたい。そこから研究がはじまる」と中小企業経営者に対する熱い期待が語られました。
●懇親会の中で情報や意見を交換
続いて山本英司名古屋支部長より、(1)構造転換が進むなかで、これまでと同じ経営では生き残れない厳しい環境であること、(2)そのなかで同友会ビジョンの二つの旗印にむかって取り組んでいること、(3)また産学への期待として、各社がこれまで培ってきた技術やサービスをもとに新たな付加価値を生み出す、いわば「市場創造」していくために産学連携が必要との報告が行われました。お互いの産学連携の意義や求めるものについての報告後、ハイテクリサーチセンター、学術情報センターなど大学施設を順番に見学し、研究中のロボットなどの説明を受けました。懇親会では、「土木、建築、情報」「電気・電子系、化学系」「機械系、TLO推進室」と各専門分野に分かれて、意見交換や情報交換などが行われ、短時間でしたが、内容豊かな会合となりました。