名古屋支部増強講演会(11月29日)
よい会社、よい経営者よい経営環境をめざし
○11月29日、名古屋支部増強委員会主催で「会員増強講演会」が開催され、会外の経営者18名を含め82名が参加しました。
●同友会はわが社発展の「カギ」鋤柄修氏(代表理事)
鋤柄代表理事から「同友会はわが社発展の『カギ』であった」と題しての講演が行われました。エステムは創業当時から、環境ビジネスの追い風に乗って、順調に業績を伸ばしますが、創立十年目に賞与の配分をめぐり、突然、労働組合が結成されます。その時、組合との交渉の中で出された質問に、「経営者として責任ある答えを出すことができなかったことが、本当に悔しかった」と語ります。そんな折、新聞の片隅に「同友会で経営理念を成文化しよう」という記事を見つけ、ワラにもすがる想いで、同友会に入会します。入会した翌月に開催された全国総会に参加し、全国の優れた経営者と交流できたことが、同友会にのめり込むきっかけになります。出席を続けるうちに、地区の役員になり、支部の役員になり、理事になり、代表理事になります。最初の地区役員時代に出欠返信のない会員企業を全部訪問し、フェイス・トゥ・フェイスの関係の大切さを身を持って実感。以後、会運営にも、会社経営にも、とにかく「直接あって話す」ことを最重要視しています。また、経営指針を成文化し、求人から教育まで一貫した社内体制を整えており、「このことも、すべて同友会で学んだ成果」と、鋤柄氏は自信を持って語ります。自ら実践してきた体験報告だけに説得力があり、参加者全員がいっしょうけんめいに耳を傾けていました。

●今、地域や行政からあてにされる同友会福島敏司氏(事務局長)
続いて、福島事務局長から、「今、地域や行政からあてにされる同友会とは」のテーマで、同友会設立からの発展の歴史や、自主・民主・連帯の基本精神の持つ意味についての報告が行なわれました。特に、最近の同友会の動きとして、「ホームページで求人情報や東海豪雨関係の情報を掲載し、大学や行政からのアクセスが多くなっている」ことや、「各種のアンケート結果や調査の報告などがマスコミで採り上げられる機会も増えている」ことを挙げられました。さらに各地方自治体単位でも、商店街の活性化や、まちづくりなど、地域の課題に積極的に取り組んでいることが報告されました。当日、会場では1名が入会手続きをされたのがきっかけで、入会コーナーには入会を希望される会外経営者の方が続々と集まり、当日9名が入会を申し込まれました。