増強のホントの意味とは
高橋政彦(株)高橋技建(名古屋支部・増強委員長)
「ゾ〜キョ〜?」。目をしかめて言われるくらいに会内では嫌われ者となってしまった言葉ですが、皆さんに本質をご理解して頂きたく思い、ペンをとりました。
●同友会のメリットとは
入会時のことを思い出してみて下さい。皆さん、なんらかのメリットに期待を抱いて入会されたことと思います。では実際にどうだったでしょう?同友会自体からよりも、むしろ皆さん自身が会活動の中から人と知りあい、本音を出しあった結果、様々な経営のヒントやライバルを見つけ、その延長線上での活動が、実際のメリットとなっているのではないでしょうか。
●井の中の蛙だった自分
経営者として、自社を社会的に自己評価することはとても大切なことです。自分の会社がどうなのか?本当に社会に必要とされているのか?今やっていることが将来どうなのか?
様々な不安や新しい展開を始める時の判断材料として、身近に比較対象者がなければなりません。私達経営者も同じ事です。ひとりで満足していませんか。
●大企業とはまるで反対
時代は「中小企業の時代」と言われながらも、まだまだ仕事・人・金・情報ともに向こうからやって来るのが大企業で、こちらから取りに行かなければならないのが、中小企業です。そんな決して十分と言えない経営環境だからこそ、私達中小企業家同士がお互いに助けあい、生き残っていかなければならないのです。
●同友会の輪を拡げる
「増強」と言うと、その言葉の持つイメージがいささか良くないようですが、私たちのめざすのは「同友会の輪を拡げること」であり、「ネットワークづくり」なのです。皆さんにもこの会に入って得たものがきっとたくさんあると思います。それを独り占めしないで、もっとたくさんの中小企業家に伝えてあげられないでしょうか。お互いに手を携え、支援しあっていかないと、この先とても前へは進めません。増強委員に限らず、皆様方のご協力のほどをよろしくお願いいたします。21世紀の幕開けです。名古屋支部主催の新春セミナー&賀詞交換会に多くのゲストを迎え、共に同友会の輪を拡げましょう。