どうゆうき


▼いつもの様に朝、新聞を読む。このところ毎日、自民党総裁選の記事が載っている。そして今日は、小泉氏が圧勝したとある。しかし、疑問な点が多すぎる
▼(1)自民党の総裁選びであるならば、自民党内で賛同者を得ればよい。なぜ街頭演説をするのか?聞かされる国民には投票権などない。(2)立候補者によって、なぜ政策が違うのか?党とは基本的に理念の一致した人間の集団であろう。党内で議論を尽くし、大勢で政策を決め、国民に訴え、信を問うものであろう。同じ組織の人間が、異なった政策を言うとは、いかがなものか?これが「自由」だとか、「民主主義」と言いたいのだろうか?(3)またまた幽霊党員が発生した。くりかえすが、理念に共鳴した者が入党するのが党であり、他人が無断で登録するものではない。また党費は本人が自発的に納入するものであろう。KSD問題でも、あれだけ国会で追及されながら、その後調査されていないようだ。(4)国家公務員であった特定郵便局長OBが、投票用紙を白紙のまま回収しているという。党員の意志が尊重されず、また反映されない投票が真の選挙といえるのだろうか?
▼以上の点から、これでは先進国の「近代政党」とはとても言えない。この様な政党に「自主」はなく、「民主」もないだろう。よって当然の事として「連帯」もあるはずがない。あるのは「利権」に群がる者どもの論理であろう。7月の参議院選挙の結果によっては、日本の将来に期待することはやめるべきだ。「国民は、自らの民度以上の政府をもつことはできない」。

副代表理事 津田豊造