青同連協卒業式「21世紀の飛躍」(3月23日)
●200名を越える参加者で
今年の卒業式は、華やかにかつ格調かつ高く盛大に卒業生を送り出したいと考えました。参加費は1万円とちょっと高くなりましたが、ホテルグランコート名古屋で行いました。出席された卒業生や青同会員はもちろん、会役員や青同OBの皆さんに感動していただけるようにプロジェクトメンバー全員で準備し、過去最高の200名以上に見守られる中、12名の青同会員がこの日卒業を迎えました。
●熱い想いが伝わる卒業生のスピーチ
3時間という限られた時間内では、卒業生の皆さんに青年同友会として最後のステージとなるスピーチが5分程しかとれず、申し訳なく思いました。卒業生のスピーチはそれぞれに活動年数や活動内容は違っても、一人ひとりの青同に対する熱い想いが伝わってきます。この熱い想いのスピーチを私達後輩はしっかりと受け止め、今後の同友会活動に生かしていかなければと思います。
●全問不正解は留年!?

今年のアトラクションとして、TV番組の『人気者でいこう』をまねて、「卒業生格付けランキング」と題して、卒業生の皆さんに問題を出し、回答をいただきました。全問正解で一流卒業生、不正解の時は二流・三流と格が下がっていきます。全問不正解は留年です(冗談)。1本数万円するドンペリと1本1000円位のスパークリングワインの飲み比べでは、卒業生の皆さんよく飲んでいらっしゃるようで(?)、ほとんどの方が正解でした。「青同3つの目的」の穴埋め問題も正解者多数でしたが、一流卒業生はでませんでした。卒業式終了後、「感動した」「良かった」と声を参加者よりかけて頂き、プロジェクト一同ホッとしています。ノハラ(株)野原覚(名古屋第2青同)
卒業にあたって
(1)先輩から人間力を吸収して
竹田裕一(株)竹田製作所(24歳で入会)

●金儲けの方法が知りたくて入会
卒業にあたって、仕事や家庭と同様に、17年間にわたっての同友会活動も大切にしてきたのはなぜだろうと思い返してみました。入会当時は、諸先輩方のように家が欲しい、いい車に乗りたい、ゴルフの会員権が欲しいなどと、うらやんでばかりいました。どうやったら金儲けができるのか、その方法が知りたくて仲間の話を聞いていましたが、その想いが少しずつ変化していきました。金を儲けられる実力、人の上に立てる人間力が違うのだと気づき、先輩方の人間力を少しでも自分の中に取り入れたいと、役員を続けさせてもらいました。
●後輩に「負けてたまるか」
それは私一人の想いではなく、気づくと私と同様に「先輩から学びたい」とライバルが数多く現われていました。互いの会社の年商や経常利益の目標を語りあい、競いあい、たまには家族のことで愚痴を言い…。共に酒を飲むライバル、こんな素晴らしい友を得ることができました。そして今は、強力な後輩達の追い上げにあい、「負けてたまるか」と前進し続けています。なんと素晴らしい先輩、友(ライバル)、そして後輩達でしょう。これ程大きな財産を得ることができたことが青年同友会の素晴らしさなんだと思い返しています。この大きな財産を活かし、さらに飛躍することが、卒業生の役目だと思っています。
(2)良きライバルとなる友を得よ!
田島淑雄(株)日新(21歳で入会)

●人生の半分を青同で過ごして
入会したのが21歳、卒業が41歳ですので、人生の半分を青同で過ごしたことになります。入会した時、青同はひとつで女性部と同じ部会でした。その部会が4つの青同になり、さらに昨年には7つの青同になりました。すばらしい飛躍です。20年間でいろいろな事を学ばせていただきました。そのベストスリーを挙げれば、まず第1に役員会の重要さです。役員会で学んだことはすべて会社の業務に活かせます。青同の役員会なみの会議が会社で行われれば、必ずすばらしい会社になります。第2に会長を引き受ける時に『青同行動指針』づくりに参加したこと、そして活動テーマ「良きライバルとなる友を得よ!」を掲げたことであり、青同の仲間づくりと経営者として成長をお互いに確認できる場とすべく活動ができたことです。第3には第4青同へ移籍したことです。移籍し、一会員としてゼロから第4青同の皆さんに接しさせてもらいました。このことが20年間忘れていた青同の良さや存在意義を思い出させてくれました。以上の経験は、私の人生での大きなプラスとなっています。卒業後は北地区に移籍しますが、また自分自身ゼロからスタートするつもりで頑張ります。