第40回定時総会4月28日
21世紀の幕開けにビジョンのさらなる実践を
愛知同友会の第四十回定時総会が4月28日、名古屋市中小企業振興会館で開かれ315名が参加、総会議事と4つの分科会、懇親パーティが行われました。愛知県産業労働部中小企業金融課主幹の鈴木義清氏と名古屋市市民経済局産業部産業経済課長の竹中一男氏より来賓の挨拶をいただきました。総会議事では、「経過」「情勢と展望」「活動方針」「決算」「予算」、そして「会計監査」の各提案が行われ、今後の活動についての質疑応答と回答を含め、経過報告・情勢と展望・活動方針・決算・会計監査報告・予算を一括承認、その後、新役員の選出が行われました。
●方針をさらに深めた4つの分科会
総会議事終了後、昨年に引き続きビジョンや活動方針をどう具体的に活かしていくかについて4つの分科会が設けられました。第1分科会「実践から学ぶ、自立型企業づくり〜独自戦略で差別化を図る」では佐藤祐一氏((株)羽根田商会社長)と鳥越豊氏((株)鳥越樹脂工業社長)が報告、自社での自立型企業づくりの実践体験を語りました。また第2分科会「愛知の製造業、生き残りの道を探る〜行政から受注するアドック神戸に学んで」では、溝渕隆史氏((株)ツインテック・常務、「アドック神戸」運営委員)、栄敏充氏(兵庫同友会・事務局長)の2人より、共同受注グループづくりの経験が語られました。また第3分科会「私と同友会〜同友会活動をどう自社に活かすか!」(報告者・鋤柄修代表理事)、第4分科会「期待されています!同友会〜『経営環境改善』の今日的な意味を考える」(報告者・福島敏司事務局長)も行われ、「良い会社をつくろう」「良い経営者になろう」「良い経営環境をつくろう」という「同友会3つの目的」が具体的に深められました。
第40回定時総会議事報告
●日時2001年4月28日
●会場名古屋市中小企業振興会館
(1)2000年度活動経過
・はじめに・「99同友会ビジョン」の実践広がる・会員の経営実態に立って要望の実現をめざす・激変の環境で学びの力量が問われる・新たな増強活動の展開・新体制でスタートした事務局・まとめ(2)2001年度情勢と展望・最近の景気動向・21世紀の世界と日本の経済・世界で評価される中小企業の存在「中小企業の時代」・中小企業の活力の再生は日本経済の再生(3)2001年度活動方針・「99同友会ビジョン」2つの旗印をさらに推進しましょう・同友会の歴史や理念をよく学び、身につけましょう・「国民や地域とともに」を実践する企業と同友会・具体的な諸活動を推進します・21世紀に飛躍する同友会をめざす事務局体制(4)2000年度決算報告(5)2001年度予算案(以上、鋤柄修代表理事より報告)(6)会計監査報告(水野博信会計監査より)☆質疑応答・稲沢地区の鬼頭秀夫氏から、退会者の理由を会は正確に把握しているか、また退会を防ぐような組織や休眠会員に対してのフォローを組織的に考えていく必要があるのではないかと意見・質問があり、鋤柄修代表理事が再度、理事会や増強委員会、支部・地区で議論を重ねたいと回答した。※回答とあわせ、(1)〜(6)の提案を承認した。(7)新年度役員の選出(8)会代表役員の選出(以上は竹内郁雄役員選考委員長より)※議案書のとおり推薦し、承認した。
【書記事務局・船元】