どうゆうき


▼9月11日、ワシントン、ニューヨークで発生した同時多発テロは全世界に計り知れない不安と経済的打撃を与えました。日本への影響も多大と思われます。また、今まで武器とすら思われなかった民間の旅客機が6000人を超える死傷者・行方不明者を出す殺人兵器として使用されました。あらためて日常私たちの生活を便利にしてくれている物への使用目的・用途を誤れば、こんな大惨事になる事を思い知らされました
▼それから2週間が過ぎ、今アメリカはタリバン包囲網を狭め、報復攻撃を行うエックス・ディが近い事がマスコミ等でほのめかされています。その中で、識者や解説者は一般市民を巻き添えにした報復攻撃でなく、攻撃目標をテロ組織一点に絞ったピンポイント攻撃作戦が望まれると解説しています
▼日本経済は株価の下落や遅々として進まない改革によって、あらゆる指標が下がっています。先の見えない経済や改革の中身に中小企業家はどう対処したら良いでしょうか。ここでもやはり「ピンポイント攻撃」に生き残りのヒントがあるのではないでしょうか
▼情勢を分析・判断し、目的を明確にし、目標を定め、使用する武器を選びます。これは社長の仕事ではないでしょうか。私ならライフル狙撃銃=少品種生産(ピンポイント攻撃)です。自社の体力に合った物で作戦を立てましょう。次に射手です。社内に求めるかアウトソーシングか、効果的な手段で作戦を敢行しなければなりません。同友会の仲間の英知を交流し、果敢に実行し、かかる難関を共に突破しましょう。

道部長 舟越信三