シリーズ広報委員登場(12)
人との関わりの中で成長
田中利明氏(有)アテクス(愛北地区)
人とのきずな
早いもので92年4月に同友会に入会し、9年目を迎えています。始めのころは俗に言う「幽霊会員」でした。ある会員の「みんなそれぞれ会合に出れない理由がある。あくまで仕事優先。誰もそんな事を責める会員はいないよ!」という言葉で胸のつかえが取れ、それからことごとく会合に参加するようになりました。その後、色々な役を経験させてもらっているうちに「同友会って素晴らしい経営者の集まりなんだ」と思うようになってきました。組織の在り方や企画のつくり方、組織運営などを学ばせてもらいました。何よりも、人とのコミュニケーション、暖かいきづなが同友会にはありました。
いろんな想いが
いろんな事を経験していると、ふと思う事がいくつかあります。(1)なぜ例会が1回限りで終わり、反省や継続がないのか?(2)なぜ理事の人達はなかなか地区例会に出席しないのだろうか?(3)なぜ色々な会の決定事項がスムーズに会員に伝わらないのだろうか?(4)なぜ目線の合った位置での議論ができないのだろうか?(5)なぜいろんな意見を出し合うのに時間がかかるのだろうか?(6)なぜビジネスにはなかなか結びつかないのか?こういった想いを会員の皆さんはしていないのでしょうか。
「継続は力なり」
これらの事を少しでも改善する役割が広報にあると思います。県の情報、支部の情報、地区の情報、これらすべてが集まり、吟味し、それを伝える。こういった役割は、これからますます重要になってくると思います。各地区には必ず1名は広報委員がいるはずですし、こういった人達が地区の代表であるという自覚をもって広報委員会に毎回参加されたら、それはとても素晴らしい事だと思います。人から人へ言葉を伝える、想いを伝える、そして絆をつくり、人とのネットワークを築いていけるのではないでしょうか。やはり役を受けるから、いろいろな経験ができ、成長すると思います。声がかかった時は「はい、よろこんで」と気持ちよく返事をして、できるだけ素直に努力していきたいですね!「継続は力なり」と言いますが、結果を恐れず、広報委員を続けて行きたいと思っています。全会員が「早く『同友Aichi』を読みたい!」と思うような紙面づくりを今、めざしています。