シリーズ広報委員登場(14)
役得半分、人情全部

荒木輝雄知多BMセンター(知多地区)
「経済同友会」(?)
7・8年前、T氏(現知多地区会長)との雑談の中で、「自分は友人に勧められ、『同友会』に入会した」と聞かされ、「経済同友会」しか知らない小生、「大したもんじゃないか」との感嘆の声をあげました。「愛知中小企業家同友会だよ」とT氏が言うので、「それって何だ!」との質問に、「自分もよくは知らないが、中小企業の経営者が熱心に経営について勉強している会らしい」との返事、ただその場限りでの会話でした。2〜3年後、同氏から「荒木さんも勉強しなくてはいけない。だから入会しろよ」の言葉で入会、足掛け四年がたってしまいました。
こんな、はずじゃ!
2年前の地区総会で広報委員に指名され、「広報委員は何もしなくてもいい委員、名前だけだから」と言われ、簡単に引き受けました。ところが、第1回目の委員会の案内を見て、「こんなはずじゃなかった」との想いに。1回だけは参加しましたが、以後欠席続きで、出欠返事も出しませんでした。何か心苦しい沈黙の5カ月を過ごしました。ところが同じ年、尾北地区創立10周年記念行事への出席勧誘にわざわざ知多まで同じ広報委員の人たちが来られ、会活動に取りくむ姿勢に誘われて、委員会にも顔を出すようになりました。
「経営を学ぶ」それ以上のものが
私にとって事実上の最初の会議で、服部広報委員長(当時)から、「『同友Aichi』を読んでいますか」の問いかけがありました。「興味のある記事であれば誰もが読むでしょうが、私には興味のない記事ばかりだから、余り読んでいません」と答えました。本当は会から送られる封筒のまま、読まずに捨てていたのですが。また「役得半分、人情全部、いい人ばかりの委員会だから、5〜6年はざら、長い方は10年以上広報委員を続けている人もいる」との言葉を、最初は半信半疑で聞いていました。今は「良い人ばかり、それに元気がある人達の集まりだなあ」と感じており、毎回参加させてもらっています。そんな方達と話をしていると、「経営を学ぶ」以上のものがあるのです。
会員の悩みや迷いを
愛知同友会の機関紙である「同友Aichi」の役目は、私たちの身近な会員の状況を伝えること、また会員がそれを知ることではないかと思います。例会や役員会の席上で、「今月もわが地区の記事が載っているよ」と報告でき、それに釣られて、他の記事も読んでくれるようになれば……。また広報委員は、「同友Aichi」の地区ページに自地区の例会や元気印の会員の訪問記事、悩みや迷いなどといった会員の身近な話題を拾い集め、読んでもらえる記事を(会員の皆さん自身に書いていただき)送り続けることじゃないかと、今、思っています。