尾張支部・新会員オリエンテーション11月29日
同友会で会社が伸びた
光嵜武司氏(有)ティーカード商会
平沼辰雄氏(株)リバイブ
尾張支部の今年度2回目のオリエンテーションが、小雨の降る中、新会員18名、総勢38名の参加で開催されました。参加者はまず見学を兼ねて同友会事務局に集合し、会場を教育館に移動してオリエンテーションが始まりました。初めに尾張支部を担当している井上一馬事務局員から、事務局の仕事や会員が事務局を利用するメリットについて説明がありました。
実は深いところで勉強に
続いて、(有)ティーカード商会の光嵜武司氏(一宮地区)から、同友会に入会して間もない新鮮な感想を話していただきました。独立してすぐ同業の方からの誘いで入会したこと、同友会は大学のようなところで、一見勉強していないように見えても、実は深いところで勉強になっているとのことです。そして「同友会では、まず顔と名前を覚えてもらうこと。名簿で営業をしても嫌われるだけ。例会にも2次会にも積極的に参加して、とにかく大きな声を出して目立つこと。そうすれば自然に仕事にもつながってくる」「お互いに人間がわからないと、悩みを打ち明けることも打ち明けられることもないので、まず、わいわいがやがや、楽しく騒ぐことから始めましょう」と、入会以降売上げが3倍に伸びている秘訣をお話いただきました。
「クレームは宝」
次いで、(株)リバイブの平沼辰雄氏(海部・津島地区)からは、同友会で学びながら会社を変えてきた実践例をお話していただきました。入会当時は会社は法人ではなく、父親が社長、自分は29歳、会合に参加しても、経営理念の意味も決算書の読み方もわからないところからスタートします。やがて地区例会で報告をすることになり「解体業はクレーム産業。真剣に仕事をやっているのに文句が出るばかり。こんな仕事やめてしまいたい」とありのままを報告をしたら、ある会員から「クレームは大事だよ。クレームをなくすことができたら、いい会社になれるんじゃないの」と言われた一言が、平沼氏を大きく変えます。以後、同友会にのめり込み、全国会合には必ず参加、同友会の書籍を社員に配布して勉強会を開催したり、会社を変えてきました。今は企業名も変え、21世紀にふさわしい自立型企業づくりと、地域に高い水準であてにされ、信頼される企業づくりをめざし奮闘中とのことでした。
●まず出席・参加を〜主催者から一言〜
須原清成(有)のぼり不動産(担当副支部長)
尾張支部が発足して2年目。支部行事として新会員オリエンテーションのスタイルを定着させることができたかなと思います。当日初めて事務局に来たという会員さんもいました。そして、二人の報告者から自分を売り込むこと、自分から本音を出すことをすれば、得られるものがたくさんあることを学んだと思います。2次会には24名が参加、積極的に名刺交換をし、他地区の会員との交流が進み、新会員の皆さんが周りにすぐ溶け込んでいました。「同友会はまず出席・参加することが大事である」とつくづく感じた次第です。