第18回社員教育全国交流会(11月8日〜9日、沖縄)に参加して
人材育成こそ企業発展の原動力
沖縄復帰30周年の記念として開催
11月8日・9日、第18回社員教育活動全国研修・交流会が沖縄県名護市の「万国津梁館」で開催され、愛知からは8名、全国からは23同友会・350名が参加しました。沖縄復帰30周年記念として沖縄同友会の会員200名が出席し、盛大な催しとなりました。1日目の基調講演では、沖縄県立北部工業高校で教鞭をとる比嘉靖氏が「生徒達と共に自分づくりと学校づくりの夢をどう育てたか」の熱い想いを語り、実践に基づく教育方針に大変な感銘を受けました。一方的に教え込むのではなく、生徒と向き合って、生徒自身が自分で考え、自分で行動する。その結果が大きな成果として、現実化する。これは素晴らしいことだと思いました。経営者にとっても社員教育は、それぞれの企業で最重要課題であることに間違いありません。私達も社員の行動力を高め、「自分づくり」「企業づくり」を実践していきたいものです。
「人づくり」は企業の役割である
その後の分科会では、「社員共育塾で何が学べるか」をテーマとした分科会に参加しました。この社員共育塾は沖縄同友会が岡山同友会の「社員共育大学」に学んでスタートさせたものです。順調な成果を聞き、愛知でも社長・幹部・社員のものの見方・考え方を確立し、自律し自立できる人づくりを目的とした「塾」を開校していきたいと思いました。2日目には「現代の教育問題と企業の役割」をテーマに、沖縄同友会相談役で(株)照正組社長の照屋義実氏の講演が行われました。沖縄県独特の本土と異なった大きな社会問題、学校教育問題を初めて教えられました。「共に育つ」、人間尊重の企業づくりは社会に通用する「人づくり」でもあること、また企業の役割としての重要さを改めて認識し、学ぶことができました。
加藤輝美氏(株)ケイ・クリエイト(一宮地区)