どうゆうき

▼「改革なくして…」のかけ声勇ましくも、相次ぐ政策転換と、痛みのみヒシヒシ増す今日この頃。与党内の反対勢力や官僚の抵抗に最初こそ同情もすれ、指導力いかにかと今後に不安の最中。地方から提案の規制緩和する構造改革特定地区の651件にのぼるアイデアが審議され、3分の1を回答。残り、重12の内訳を新聞で見た。これを「箸にも棒にもかからないクズだ」と閣僚の片山総務相発言。されど首相は実現に強い意欲
▼サマータイム半年(札幌)、農家の少量どぶろく製造(岩手)、宝籖(栃木)、NPOによる学校経営(東京)、エコマネー(世田谷)、株式会社の病院経営や外国人医師の活用(長野)、株式会社の農地取得(石川)、カジノ運営(鳥羽)、ロボット道路歩行(福岡)、韓国人ビザ免除(菊池市)等々は省庁が絶対反対。唯一OKは株式会社の学校経営(長野)のみ。反対各省庁曰く、「霞が関で前例のない暴挙」
▼こんな些細な事まで中央が権限を持ち、各省庁が、業界議員が、担当大臣までが内閣の方針に背き反対するを見るのに、道路・郵政・地方分権など重要案件の今後の改革が思いやられる。省益、権威、議員の保身等、エゴを強く感じる一方、選挙民たる我々の責任は…、大いに反省する
▼弱政とはいえ改善もあった。外務省を皮切りに昨年は醜聞に終始し、堪らずか、地方からの揺さぶりが派生したことも一筋の光明。どぶろくもロボットも審議は重大。だが、自殺4万名弱、呻吟難苦中小経営者、破産、失業、取りあえず、国内も最重要課題多々あり。

副代表理 事廣瀬嘉人