「エコストック2003」に出展
地域住民との交流が新たなビジネスの芽に
森健次氏(株)永和工業(稲沢地区会長)
廃ガスボンベをそのまま利用して
愛知万博に市民が主体的に関わっていこうと、企業や大学生さらには地域市民が「エコロジー」をキーワードに、様々な商品や環境調査結果を持ち寄る集い「エコストック2003」(主催・エコストック実行委員会)が、5月24・25日に水分橋緑地で開催されました。この催しに稲沢地区の地区会長である森健次氏((株)永和工業・社長)は、廃材となるガスボンベをそのまま利用した「リユース遊園地」(パーテーション遊具等)を出展しました。森氏は「中小企業でも宣伝し、アピールする場はいくらでもある」と言います。さらに「今の子どもたちは遊び方を知らない。地域住民と交流を深め、『ものづくり』に携わる私たちが、遊び方(場)を提供していくことによって育まれ、そういった取り組みがビジネスチャンスに繋がっていけば最高です」と語ります。
「自立型企業づくり」
廃材を利用した商品は永和工業のケンナー事業部で創り上げられ、ポストやベンチ(いずれもボンベを利用)、ペン立てなど大小様々な魅力溢れる製品ばかりです。また近い将来、オリジナル商品を販売する直営店のオープンも視野に入れ、日々奔走されています。永和工業の展開は、「99同友会ビジョン」で打ち出された「自立型企業づくり」での「経営指針の確立」「共に育つ」「得意技を発揮」というテーマに関して、1つの実践的なモデルといえるでしょう。長期ビジョンに基づいた一層の発展が期待されます。(取材:事務局・輿石)
(会社概要)●創立1961年●資本金2300万円●社員数12名●事業内容遊具機具、オリジナルアイアングッズ製造