広報部8月25日
「同友会の魅力を高め、組織を強化する情報化とは」
愛知同友会の情報化の進展について、「情報化促進プロジェクト」から高岡プロジェクト長と高雄プロジェクト員、そして舟越報道部長をお招きし、各要点を語っていただきました。
((株)名西住建後藤武雄)
さらに質の高い情報発信を
高岡正昭氏
同友会はITの実践的道場であり、経営者自らにIT、情報加工技術を求めています。またITはあくまで手段であり、目的ではなく、経営者自身がパソコン等を道具(ツール)として使いこなすことに、情報化の意味があると考えます。会員専用のページ「あいどる」に関しては、理事や支部役員という中心役員が、そして地区役員が率先して活用をしていかなければ意味がありません。さらに以下の点に重点を置いていきたいと思います。(1)質の高い情報の蓄積により中小企業経営の情報の宝庫をめざす。(2)役員や会員の事務的労力の負担を軽減し、より本質的な同友会活動ができる環境をつくる。(3)事務局の事務作業量を軽減し、中小企業経営に役立つ質の高い情報提供を行えるようにする。
会員専用のページ「あいどる」とは
高雄康宏氏
「あいどる」発足の経緯は、身近な出来事がきっかけでした。会員数の多い地区で例会担当をして、雑用の多さの軽減と情報管理システムを構築する必要性からスタートしました。「同友ネット」という会員有志のグループが中心に始め、2年程の間に、10組織が「出欠管理システム」を自主的に利用し始めました。「あいどる」の目的は、会員に対して会内で分散する情報を共有化し会活動を活性化することです。その情報を蓄積・充実し発信を行い、会活動の効率を高め増強につなげることであり、さらに事務局では、効率化と情報発信能力の向上をめざしています。「あいどる」の機能は、(1)行事活動案内と出欠、(2)資料保管機能で文書の共有化、(3)掲示板での意見交換、(4)組織員一覧とメンバー詳細の確認、(5)組織内メンバーへ電子メールの配信機能、(6)会員共通メニューでの全会員の情報や共通の行事・活動などです。そして「あいどる」の活用状況は本部(理事会・プロジェクト・委員会など)、支部(3役会・役員会)でほぼ100%、地区・役員会で90%となっています。さらに地区会での100%活用をめざしています。
愛知のホームページ「Ainet」とは
舟越信三氏
ホームページ「Ainet」には、毎月3万のアクセス数と14万のヒットがあります。また16組織が「Ainet」のスペースを利用して独自のホームページを立ち上げており、その運用組織が報道部です。中日新聞や日経新聞等からも、「緊急経済対策」「経済財政運営方針」、金融問題に関して会としてのコメントが求められるようになっています。中部経済新聞では毎月1ページを無料提供していただき、「同友会だより」で地元10万の読者に、同友会の活動を定期的に伝えています。さらに報道関係者との懇談会は今年3年目を迎え、愛知同友会は「県下有数の経営者団体である」という認識が浸透しています。「NHK日曜討論」で鋤柄幹事長への出演依頼があったり、国会での質問の材料に会の調査を利用していただいたり、全国レベルでも会への認識が高まっています。「Ainet」や「あいどる」は同友会運動の反映といえます。活動内容を会内だけでなく、中小企業経営者の皆さん、そして広く社会に発信しているのです。