三河支部「経営者のつどい」
会外経営者5名が当日入会
9月11日
「自立」と「地域」共に自社で実践
杉浦三代枝氏スギ製菓(株)・社長(三河支部長)
三河支部としては初めての「経営者のつどい」が開催され、会外経営者15名を含め、83名が参加、三河支部長の杉浦三代枝氏の報告を聞きました。
買うのはお客様!
杉浦氏は1970年、叔父の会社を引き継ぎ、スギ製菓を創業、地元三河湾のイカを使った商品がヒットし、全国に商品を展開する企業へと成長します。好事魔多し。ところが商品に釣り針が混じっていたことが原因で、トラブルに発展します。「目から鱗が落ちました。商品を買って頂いているのは、問屋さんではなくお客様だったのです」と、杉浦氏は反省します。それから会社が変わります。清潔な工場を新築し、金属探知機などを導入。お客様のための商品づくりに取り組み、これによって会社は更に成長します。
自社ブランドの確立
売上が10億円になろうかという年、最大のお客様である菓子問屋が倒産するのではないかという噂が流れます。その時のヒントとなったのが「同友会ビジョン」です。自社の戦略を見直し、問屋に頼らない直販方式の戦略を展開します。西三河に直営5店舗を展開する自社ブランド「えびせん家族」を確立し、東三河の観光客向けの専門店も大ヒットします。まさに、同友会ビジョンでめざしている「自立型企業」と「地域社会と共に」を2本立てで実践し、成功している事例でした。懇親会会場に設けられた入会コーナーには、乾杯が終わると同時に入会を申し込む会外経営者が並び、当日5名の方が入会されました。
【事務局・井上一馬】